2014年1月12日

「おとなの茶の湯を楽しむクラブ」お初釜の室礼は、
軸は、宝船の画賛『なかきよの とおのねふりの みなめさめ なみのりふねの おとのよきかな』
(長き夜の 遠の眠りの 皆目覚め 波乗り船の 音の良きかな)
上から読んでも下から読んでも同じ回文となっています。                           昔、正月2日に良い初夢を見るために、枕の下にこの宝船と和歌を書いた紙を敷いたとか。 楽しい縁起物です。
花は水仙。
お菓子は、金沢森八製 「花びら餅」 
宮中の慶賀行事に由来し、薄紅色の白味噌餡と甘く煮たゴボウを求肥に挟んだもので、新年の初釜に用いられます。
初めは、ゴボウを不思議に思いますが、食してみると意外とマッチしています。                  
お干菓子は、「辻占」
加賀金沢の新春の縁起菓子で、最中の中に小さなおみくじが入っています。
お正月には縁起を担いだ、楽しいものがたくさんありますね。
今年一年、皆さんに福が訪れますように♪

和やかなお初釜の後は、今年最初のお点前の稽古となりました。
辻占と花びら餅