2013年12月15日

2013年も、残すところ半月となりました。

大人クラブは、『桑小卓(くわこじょく)』を使い納会としました。

棗を天板に、平建水を地板におさめ、中板に水指と柄杓を柱にもたせ掛ける飾りは、侘びていて美しい景色です♪

掛軸は、白鷺の画賛「寒雲籠雪夕陽重」(かんうんゆきをこめてせきようおもし)北陸金沢の冬の景色を思い出します。
花は、白玉椿と赤芽柳。

お話は、開炉のお茶事、風炉と炉の柄杓の違い(大きさ、切り留めの削り方が違うこと)、初釜の室礼、お正月の話となりました。


こどもクラブは、久しぶりに参加したこども達が、釜の位置が変わっていることに驚いたようで、寒い季節に火を近づけて、少しでもお客様を暖める思いを伝えると、少し感心している様でした。

お菓子(大平屋製の『白椿』)を美味しそうに食べ、自らが点てたお薄を飲み、ほっこりしていました♪

茶室は、日当たりが好くほっとする暖かさですが、まもなく冬至と寒気も強まる事でしょう。
皆様、どうぞよいお年をお迎え下さい。

来年は、『茶の湯を楽しむクラブ』がより一層充実した時間となるよう、精進してまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致しますm(_ _)m

2013年11月24日

開炉の候となりました。

軸は、『林間煖酒』 林間に酒を煖め(あたため)、紅葉(こうよう)を焼く(たく)
唐の時代の白居易(白楽天)の詩の一節。
秋の風情が香ってくるようです♪

大人のクラブは、丸卓を飾り、濃茶を練りました。
主菓子は、金沢「森八」製 『菊重ね』
お茶銘は『雲門の昔』 お詰は「一保堂」
干菓子は、自由が丘「蜂の家」製『栗の和三盆』

初めてのお濃茶はいかがでしたでしょうか。
お話は、茶壷、濃茶と薄茶の違い、お茶壺道中など、炉開きに因んだものとなりました。

その後、お盆点て、平点前のお稽古となりました。


こどものクラブは、お菓子は、森八製『寒牡丹』 こども達は、色形から、牡丹に雪が積もっているようと話していました。

先ずは、点前座に座る位置、炉の柄杓の扱いなど割稽古をしてから、平点前のお稽古となりました。

6年生達は、受験のためしばらくお休みとなり、寂しくなりますが、ひと段落して戻ってきてくれる時を楽しみにしています
(^-^)/~

こども茶会 2013年10月27日

秋晴れの日、北山田地区センター祭り『こども茶会』を開催しました。

6人のこども達が浴衣を着て、席主・亭主・お運び・受付・チラシ配りをそれぞれ手分けして行ない、一生懸命お客様におもてなしをして、こども達で作るお茶会を楽しんでいました♪

小さいお子様からシニアの方まで、39人のお客様がいらっしゃいました。
点前の姿を見て、孫を見るようだと喜ばれる方や、幼稚園でお茶のお稽古をしているというお子様が、綺麗に正座してお茶を頂く姿などが印象的でした。

館長さんもお見えになりました
正客にお茶を運びます
お菓子はじょうよ饅頭

ご両親の前でお点前
 
お席主は床の間の説明などをしました

受付です


2013年10月20日

空模様に憂慮する昨今、時折雨足が強まる中、こども達7人全員が集まってくれました。

時間のある子は、早めに来て、お茶会前の最終稽古をして、全員で当日のシフト通りにリハーサルを行いました。

たくさんのお客様に来ていただけるよう、チラシ作りにも余念が無く、一致団結しています。

体調管理に気をつけて、今までお稽古してきたことを精一杯お客様に披露して、楽しいお茶会にしましょう!

2013年10月14日

金木犀が甘い香りを放つ候となりました。

大人の時間は、釜を少しお客様に近づけて『中置』にし、風炉から炉へと時期が移る、名残りの室礼としました。

掛け軸は、柿の画賛 『結果自然成』(結果自然に成る) 禅の開祖、達磨大師が伝えた一節。
籠に残花で(杜鵑、千振、吾亦紅、令法の照葉、尾花)名残りの風情を添えました。

こどもの時間は、今月27日の『こども茶会』本番に向けて、お点前、お運びの練習をしました。
今回は、こども達がお席主も務めます。
お客様へのご挨拶から、掛け軸、お花の説明や、お茶、お菓子の紹介をして、お客様と直接対話も担当します。
当日の掛け軸の読み方・大まかな意味を伝え、解釈、表現はこども達それぞれにお任せする事にしました♪

2013年9月29日

ススキが風に揺れ、可憐なホトトギスや段菊、秋の花々をそこここで目にするようになりました。

大人の時間は、『丸卓』のお点前でお薄を一服。
正式な茶の湯である茶事についての話しになりました。
初炭→懐石→中立ち→濃茶→後炭→薄茶(正午の茶事)は4時間ほどかかります。
長い時間で、やはり気がかりなのは足の痺れ。足が痛くては、せっかくのお茶事を楽しむことが出来ません。無理をせず、今は便利な携帯用の椅子もあります♪
また、茶会での服装などのご質問もありました。
さまざまな厳しい決まりがあるようにイメージされがちですが、
楽しい遊びにもルールがあるように、茶の湯のルールを知れば、きっと楽しむことが出来ます!

こどもの時間は、浴衣で参加のこども達もいて、可愛らしく、歩き方も静かでしとやかな・・・?
手順にも、まだ少し不安はありますが、たくさんのお客様に来てもらうことを楽しみにしている様子。
チラシ作りも楽しそうで、1枚1枚手書きで作成しています♪

2013年9月8日

白露(9/7)が過ぎ、心地よい風に季節の移ろいを感じます。

床の間は、季節の花々、軸は菊の画賛 『風露新香』(風露新たに香る)
千利休の禅の師、大徳寺古渓和尚が、居士号を得た利休に送ったお祝いの一節。
「風露新たに香る隠逸の花」
見えなくても、気品のある芳しさに存在が知られる、菊の花(隠逸の花は菊の別称)に利休を例えた賛辞でしょうか。

お菓子は、重陽(9/9)に因み『菊』の煉切(ねりきり)。

大人の時間は、茶箱(雅の式)のお点前で一服。
コンパクトな箱の中に、菓子器(振り出し)、茶器、茶筅、茶巾、茶碗など、お道具が納まるお点前を珍しそうにご覧になっていました♪ 
席入り

お盆点て

割り稽古 

こどもの時間は、平点前の練習と割り稽古。
お運びの練習。
茶席での所作、特に歩き方一つで、雰囲気は大きく変わります。
さわり、さわり、と静かにね♪

早々と、こども茶会チラシのキャッチコピーを考えてきてくれていて、少しずつ気合が入ってきたような?

2013年8月25日

暦の上では『処暑』を過ぎ、暑さが止む候ですが、まだしばらく残暑が続きそうです。

床の軸は、月と萩の画賛 『秋色静中生』、時折、涼やかな風に秋の気配を感じます。

大人の時間は、「桔梗」のお菓子(太平屋製)とお薄でゆっくりと歓談の後、お盆点て、割り稽古を行いました。
茶室での足の運びは、初めて間もない方には特に悩ましい事です。
踏み込みの一歩から、茶の湯の空間、日常を離れた穏やかな雰囲気となります♪

こどもの時間は、「葡萄」のお菓子とお友達の点てたお薄をいただき、平点前の練習。
皆、『こども茶会』を楽しみにしている様子。
お点前、お運びの役を分担して、お客様に心のこもったおもてなしができるように、頑張りましょうね♪ 
一緒に茶の湯をしませんか!
 

2013年8月4日

炎天に、青い葉を広げ、大輪の花を付ける一日花『芙蓉』は、みずみずしい潔さを感じさせます。
  
涼しげに泳ぐメダカの画賛には、「白雲尽きる時無し」唐代の田園詩人、王維の詩の一節。床の間から広がる空に白雲が湧いては流れる様を思い浮かべて、ゆったりと茶の湯を楽しみましょう♪


大人の時間は、先ずは、『朝顔』(大平製)のお菓子とお薄でゆっくり寛いでから、お盆点ての稽古。
男性の方が、紫を基調とした新しいお道具で、帛紗捌きなどの割り稽古を始められました。

男性、女性でお道具(懐紙や扇子の大きさ等)や所作に違いがあるのも、変化があって楽しいものです。

こどもの時間は、夏休みの帰省などのため少人数で、寂しい感じでしたが、可愛らしい『金魚』のお菓子に思わず笑みがこぼれるなど、お稽古もじっくりと行うことが出来ました。

10月27日のセンター祭り『こども茶会』に向けて、気合が入ってきました!

2013年7月21日

強まる夏の日差しで、蝉の声が日に日に大きくなるように感じられます。

床の間の花は、白い桔梗と唐糸草。

軸は朝顔の画賛 『金風初動露華滋 看得朝輝未上時』 ( きんぷうはじめてうごいてろかしげし みえたりちょうきのいまだのぼらざるとき)
禅語の意味は深く、難しいですが、エアコンや扇風機の無い昔、このような語から、涼しげな情景を想像して、涼を感じたのでしょうか。

午前、大人の茶の湯を楽しむクラブは、見学者も交えて、先ずは、蛍をあしらった上生菓子とお茶で一服。
瓶掛を使い、お盆点ての稽古を始めました。

午後は、こども達それぞれ、平点前のお稽古で、お友達の点てたお茶をいただきました。

6年生達で、茶碗拭きのコンテストを行ない、丁寧に茶碗を拭く様子を観て、4年生達が「上手!」と感心していました♪


 お友達のお稽古を、熱心に見る姿も見られました。

2013年7月7日

早々に梅雨が明け本格的な夏到来。

床には笹を飾り、こども達に願い事を短冊に書いてもらいました。
『受験に受かりますように』『ふくさをきれいにたためますように』『おてまえが上手になりますように』『おいしいお茶がたてられますように』『受験に合格できますように』『竹馬がじょうずにできますように』
みんなの願いが叶いますように♪

それぞれ、平点前、お盆点てのお稽古の後、「季節を楽しみたい!」と七夕飾りの作成を楽しんでいました。
天の川をはさんで、織姫さまと彦星さま、素敵な七夕飾りが出来上がりました。

 
『柄杓扱い』のコンテストを自由参加で行ない、『置柄杓』『切柄杓』『引柄杓』を何度も練習して、きれいになりました♪

午前中の『大人の茶の湯を楽しむクラブ』は、真新しい帛紗挟みをお持ちいただき、それぞれの扱い、茶せん通し、茶碗拭きなどの割り稽古をして、ゆったりとお菓子、お茶をいただき、しっとりとした時間となりました♪

2013年6月30日


桑小卓
色とりどりの紫陽花が目を和ませる候となりました。
軸は、画賛『碧水浩浩雲茫々』と涼を誘います。

平点前の練習、新しく始めたこども達は、茶せん通し、茶巾の扱いの練習をしました。

最期は、お約束の『茶せん通しのコンテスト』
丁寧に行う姿がとても印象的でした。

来週は、何のコンテストでしょう?
こども達のリクエストが楽しみです♪
 

2013年6月9日

早い入梅の後、夏日が続き、雨上がりの涼しい風が望まれます。

床の軸は、垂釣の画「清流無間断」(せいりゅうかんだんなし)、花は季のもの。

午前は、大人の茶の湯を楽しむクラブ。
第1回目は、席入りから、帛紗裁き、棗・茶杓拭きの練習。
立ち座り、足の運びで、上座・下座を意識する事は、慣れるまでは難しい事です。
常に双方を思いやる茶席での心使いは、心地よい時をもたらします。

午後は、こども達が、秋のお茶会に向けて、割り稽古と平点前の練習。
お茶碗の拝見で、高台脇の落款に興味を持ったようです。
茶室にある器を裏返しにして、落款を読み解いていました。

茶の湯は、興味の玉手箱かもしれませんね♪

2013年5月19日

爽やかな風が渡る、心地よい季節となりました♪

床の間の掛け軸は『薫風自南来』、曾呂利(そろり)の花入れに紫蘭。


お点前、割り稽古の後、お約束のコンテスト!
今日は、「棗・茶杓拭き」さらに「歩き方」と、皆、真剣な顔つき(*^-^*)

お茶漉し、洗い物、お菓子のお運びなど、水屋のお仕事も積極的にお手伝いしてくれるようになりました。

新しいお友達も増え、仲良く、楽しそうです♪

次回は、「茶筅通し」コンテストです!

2013年5月6日

暦の上でも『立夏』が過ぎ、初夏を思わせるような陽気となりました。
茶の湯も炉から風炉へと涼しげな室礼に変わります。

今日は、いつもと場所を変えて「大人の茶の湯クラブ」。
初めての場所で少々準備に戸惑いましたが、とてもゆったりとしたスペース。

贅沢な時間となりました♪

2013年4月28日

薫風の候となりました♪

久しぶりの再会で話し声はうれしそう。
お茶室はちょっと賑やか。

平点前のお稽古の後、子供たちからの熱烈リクエストによりコンテストを開催!
一人一人、みんなの前で帛紗さばきを披露しました。
一生懸命、丁寧に帛紗をさばき、他の子供たちもその姿に集中している様子。
静寂な素敵な時でした♪♪~

次回は、『棗、茶杓拭き』コンテストを開催します!
みんな、練習してきてね~♪

大人のための茶の湯教室

心と身にうるおいと穏やかなひとときを 

は、何か新しい事をスタートしてみたい・・・
チャレンジしてみたい・・・
そんな気持ちが芽生えるとき!
私達と一緒に始めてみませんか?

日常の生活の中に、四季折々の和菓子とお抹茶をいただく、ちょっぴり贅沢な時間プラス

日時   5月6日(月)12時半~14時半
場所   山内地区センター(あざみ野駅徒歩3分)
対象   大人初心者
参加費  二千円/回(初回は千円)
連絡先  つづき茶の湯クラブ  安島(あじま)瀧上(たきがみ)
e-mail tsuzukichanoyu@yahoogroups.jp

2013年3月3日

「ケ・ケ・キョ・キョ・ケキョ・・・」とウグイスの初音が聞えてくる候となりました。

『お雛様』の軸に『桃と菜の花』、点前座は『丸卓』の棚を使い、主菓子は『橘』(森八製)と『ひな祭り』に室礼(しつらえ)ました。

6人のお雛様と1人のお内裏様で花やいだお稽古となりました。

2人の見学者に、初めは皆、照れている様子でしたが、徐々に打ち解けて、自身のお稽古が終わると、帛紗裁きを教えてあげるなど、頼もしく、微笑ましい姿が見られました♪

 
 
 

2013年2月17日

先月は思いがけない大雪で開催できず、今年初めてのお稽古となりました。

席入りの後は、お楽しみのお菓子(「白詰草」森八製)とお茶(「四方の薫」小山園詰)でほっと一服♪

じっくりと平点前のお稽古の後は、子どもたちのご要望で、帛紗裁きのコンテスト!

皆さんとても上手になりました!

お点前の中で、それぞれに得意とするところが出てきて、研鑽の兆しが見えてきました♪